たまにはガス抜きのつもりで
それから、友人にライブチャットの存在を聞き今に至る。
サイトを見ることが、外に出ることが出来ない私のたった1つの楽しみとなった。
登録しただけなのに、メールを受信する。顔レベルはかなり高い。
稀にスタンプだらけでプロフィールが台無しになっている人もいるが、そういう人は悪いけど返信する気にはならない。
メールのみだと勝手ながらやはり顔重視になってしまう。
たまたま上手く撮れているだけであると分かっていても、魅力的な人はいる。
そんな偏見を持っていたけれど、メールがものすごく丁寧な女性であると電話もしたくなってくるのは確かだ。
そういう子は、電話の口調も優しいし癒される。
中には、「この声が唯一の武器なんです」と言っていた人もいた。
人と会話をする。これも一種のリハビリとなるのかもしれない。
正直、会話の内容はあまり思い出せないが、私が無言になればきちんと話ネタを振ってくれて嬉しかったのは覚えている。
サイトにいる時だけは、何とかコミュニケーションがとれている気がする。
復職へは焦りは禁物とのことなので、ゆっくりと回復するのを祈るばかり。
とはいいつつ頭から会社のことが抜けるのは結構大変なことで、いつも思い出さない日はない。