気分変調性障害
会社での面談があった。
まだ医者に復帰の承諾を得ていない私は、当然引き続き休職扱いとなる。
休職二ヶ月目に突入。休職手当ては出るが、微々たるものである。
こんな時の為に貯金をしていて良かったとつくづく思い知らされる。
さて、会社での面談は一通り当たり障りのない良くあることを話した。
話しをしている間、私は静かに泣いていた。
私の症状の中には『絶望感』というものが多々ある。
私は人と話をする時にこれを敏感に感じてしまうのだ。
周りはなぜ私が泣いているのか分からず困惑するだけである。
勝手に涙を流しているだけなので特に気にしないで欲しいのだが、やはり気になるのだという。
私の中にそれが生まれると、涙が止まらず止める気もなくなる。
私の診断名は【気分変調性障害】とされていた。
調べてみると、女性に多い診断名だとされているが男性でもなることはあるらしい。
症状は、まさに自分に当てはまることばかりで、ハッキリと分かって少しは救われた。
しかし定期的に会社に自分の体調に関してメールでの連絡をしなくてはならないのは苦痛で仕方がなかった。
寝ているだけで精一杯なのに、メールなど送っている場合ではないと思っていた。
メールのついでに私の診断名の基準としてあげられることをインターネットで調べてみる。
薬の効果が出るのが遅い、もしくは非常に多量でないと通常の人と同じ効果が現れない事が診断基準となるようだ。
これにより何種類もの薬を飲むこととなっていたのだ。
しかし振り返ると、処方薬のおかげでインターネットで調べることが出来るまでになっていたということだ。