眠りと食欲
数多くある睡眠薬の中で、私は強めのほうだといわれているハルシオンという薬を処方される。
もともと眠りに入るのが遅く、睡眠が浅かったということもあるからだ。
私には最初効き目がないように思えた。
飲み始めも睡眠時間が変わらず、期待しないことにした。
後日、この事を話し、もう一種類長時間タイプのと合わせて処方してもらい、二種類飲むこととなる。
これで何とか『眠った感』が現れるようになる。
これが私の休職一ヶ月目。
先日記事にしたように、安定剤と睡眠薬で死んだように眠る。これがいま一番やるべきことなのだと自分に言い聞かせながら。
この一ヶ月は、外出はコンビニのみ。
食事は三日に一回、食パンを一切れ食べるのみであった。
もともと休職する前から食欲はなくなっていき、体重は十キロの減少があったので、これ以上減ることはないと思っていた。
しかし身体というのはそんなに甘いものではなく、しばらくすると更に減少傾向にあった。
何とかしなくてはと本気で思い始めたのもこの頃である。
身長は173、体重は元々68キロであったがこの頃58キロまで減少していた。
下手をすれば、女性より軽いこの体重で少しの危機を感じていた。
ただ、私の身体に救いであったのは、私が喉が渇きやすい体質であった為、水分補給を人一倍した。
水を毎日四リットルは飲んでいた。
この時、私の部屋のゴミ袋はペットボトルだらけだ。